階段の上り方。
こちらの階段。
前回記事で上げた、”一度斜めの法則”ですね。
この階段もそうですが一般的に階段を見ると、
「あーあ、登りか。地味にしんどいな…」
そんなことを考えながら登っていく方が多いのではないでしょうか。
そこで今回は苦にならない階段の登り方を伝授いたします。
①膝で登らない
②軸足を意識する
この2点だけで良いのです。
実に簡単。
では、この2点について解説していきましょう。
①膝で登らない
全世界を通して多くの人たちが階段を膝で登っています。さて、これはどういうことか。例えば、プロ野球のピッチャー。彼らは肘と肩が命です。日々の入念なケアはもちろんですが、彼らが一番大切にしていることは、”いかに負担がかからない投げ方をするか”ということです。聞くとなんだか当たり前のようで、プロ野球選手の話となると我々と現実離れした世界に感じるかもしれません。
しかし、我々が毎日のように登っている階段も同じ。
ここで言いたいのが、
「道を歩くように階段を登っていませんか?」
ということ。
その登り方は間違いです。
前に進む動作のごとく階段を登ってしまうと必ず膝に負担がかかります。では、どのようにして上るのか。階段を上る時に膝を上げた際、意識するのが太ももの筋肉。膝の力よりも圧倒的に人間の太ももの力がが勝っています。要は”力を分散させる”ことが必要。膝の負担を最大限に減らして階段を上る。そのためには太ももに意識を向ける。そしてその次に重要なのが②へと繋がります。
②軸足を意識する
先に出した足を着地させたら、軸足に意識を向ける。
こちらの写真は左足を先に出しています。なので軸足は右足。この時に一番膝に負担がかかってしまう登り方が、少し前のめりになって先に出した左足に体重を乗せてしまうことです。
ここで力の分散をさせるために必要となるのが軸足である右足。
徒歩のように”前に進む”という意識を変えて、”上に進む”ということに意識を向けましょう。すると自然と先に出した左足に体重が乗ると同時に、軸足となっている右足が動き出します。力の分散です。
さらに言うなら、”つま先と腰の位置を離し過ぎない”こと。
ものを持つ時も同じで、腕の力だけで重いものを持とうとすると腰に負担がかかってしまします。なのでなるべく腕を曲げて腰で持つ意識をすると”力の分散”により簡単に持ち上がることができるのです。それと同様に階段を上る際も、なるべく力をより分散させるためにつま先と腰の距離を縮める。
「本当にそれだけで階段が楽になるのか?」
疑ったそこのあなた。
一度試してみてください。
「いや、全然変わらねぇよ!」
そんな方も中にはいらっしゃかと思います。
その方には、こんな方法をオススメします。
とりあえず毎日”スクワットを20回×5セット”やりましょう。
ポイントは膝を曲げた瞬間、膝がつま先より先に出ないこと。
これを続ければ階段を上ることがだいぶ楽になります。
オススメです。スクワット。